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リリース|5Gを活用した、次世代スマートモビリティ「RODEM」の遠隔操作実験を実施

株式会社テムザックは、オムロンソーシアルソリューションズ株式会社、株式会社NTTドコモとともに、第5世代移動通信システム(以下、5G)を利用し、次世代スマートモビリティ「RODEM(ロデム)」の遠隔操作実験を、けいはんな学研都市(京都府相楽郡精華町)のけいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)にて実施いたしました。

前後左右に映像伝送用の5G端末をつけたRODEM

屋内のコントロール室からRODEMを遠隔で操縦する様子

 

 

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少子高齢化社会が進展する中、誰でも簡単に利用できる移動手段の確保は社会的な課題となっています。その中でも、公共交通機関から降りた後の“ラストワンマイル”を担うモビリティのニーズが高まってきている一方で、普及に向けては、機体の回収・再配置にかかるコスト面や労働力不足を解決する必要があります。

 

本実証では、高速大容量・低遅延といった特徴をもつ5Gを活用した遠隔操作の有用性を検証するため、ロデムの前後左右に取り付けたカメラからリアルタイム映像を伝送し、遅延時間の計測や操作性のテストなどを実施しました。

 

テムザックは、簡単に近距離の移動ができる一人乗りの次世代スマートモビリティ「ロデム」をラストワンマイルの新たな移動手段として活用するために、実証実験を重ねています。歩道での自動運転化に向けた研究も進めており、将来は、乗り捨てたロデムが低速自動運転または遠隔操作で戻り自動充電する仕組みを作ることで、快適な移動の実現を目指しています。

 

 

 

<実証実験概要>

実施日:2020年2月17日(月)

場所:けいはんなオープンイノベーションセンター(KICK)の駐車場内/けいはんなロボット技術センター内

実施内容:「RODEM(ロデム)」とコントロール室間の通信に5Gを適応し、遠隔操作の有用性を検証(直線走行/横断歩道の走行/駐車等)

 

 

※本実証実験は、「けいはんな公道走行実証実験プラットフォーム(K-PEP)」を活用して実施しました。

:自動運転等の新技術や新たな交通システムの確立に向け、(公財)関西文化学術研究都市推進機構、RDMM支援センターが提供している、日本で初めての企業乗合型、住民参加型の公道走行実証実験プラットフォーム。

 

 

 

 

<製品概要>

RODEM(ロデム)」について

簡単に近距離の移動ができる“乗れるロボット”。歩行者とほぼ同じ目線の高さで移動することができます。直感的な操作で小回りが利くため、狭い場所での方向転換もスムーズに行うことができます。

(RODEM M651をベースとした実験用モデル)

速度:最高6km/h ※速度調節可能

駆動方式:4輪駆動

コントローラ:ジョイスティック/スマートフォンによる遠隔操作/公衆回線網を使った遠隔操作

充電:プラグイン方式(家庭用100V)/充電時間:8時間

※道路交通法上の分類は原動機を用いる歩行補助車で「歩行者」扱いとなります。

 

 

<シェアリング運用イメージ>

 

 

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