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リリース|走破性が大きく進化!多脚式ロボット『SPD-X』を開発 (点検ロボット・補修ロボット)

走破性が大きく進化!多脚式ロボット『SPD-X』を開発 

下水道のみならず様々な管路等を走行でき、
多様な環境に応用できるベースロボットとして開発
 

   

 株式会社テムザック(本店:京都府京都市、代表取締役社長:川久保 勇次、以下「テムザック」)は、管路等を走行して点検や補修などの作業を実施する多脚式ロボット『SPDX』を開発しました。当社が開発した下水道管点検ロボット『SPD1』と比較して、堆積物や段差乗り越えなどの走行安定性が大きく向上するとともに、多様な管径、管種に対応し下水道管以外の狭小部や、人が立ち入る事が出来ない危険な場所での走行にも適用できます。本ロボットの走行方式については特許も取得しています。 

    

多脚式ロボット『SPD-X』 紹介動画:https://youtu.be/8uR0mI_UelQ 

 多脚式ロボット『SPD-X』は、下水道点検を目的として2022年に開発した『SPD1』から、脚式構造を見直し走破性を大きく向上させました。『SPD1』は8本脚でしたが、今回開発した『SPD-X』も同様の8本脚を2段構成とした計16脚の配置としたことで、細長い管路の中で安定して走行できます。開発にあたっては、3Dシミュレータを活用した管内堆積物や障害物への対応制御を行ったうえで、実際に土などの堆積物や段差を乗り越えるテストを重ねてまいりました。 

 また、『SPD1』の発表後、当初想定していた下水道以外の業界からも幅広く注目されました。管径の大小対応や堆積物・水流への対応、点検のみならず管内での各種作業が行えるロボットなど、多くの開発要望が寄せられています。『SPD-X』を、それらに対応していくベースロボットと位置づけ、今後さらに社会インフラや建設業界などのニーズに応えていきます。 

 テムザックは、今後も「人が入れない場所」「人が行うと危険な作業」「機械・装置を動作させるのが困難な環境」に対応でき、かつ高度な作業を実現するロボットの開発に取り組むことで、人手不足対応・危険作業回避の実現を目指してまいります。 

 

   

上からみたSPD-X 

3Dシミュレータによる走破性確認(堆積物がある管路をシミュレータ上で配置し、堆積物の乗越え可否を確認している様子) 

 

諸元 

  SPD-X  SPD1(2022年発表) 
サイズ  18 x 18 x 50 cm  基本仕様  21 x 25 x 25 cm  

(カメラ付き 21 x 25 x 28 cm 

重量  9.1 kg  3.5 kg 
移動速度  0.3 km/h  0.3 km/h 
防水  対応   
走行可能場所  管路φ200 mm~(脚の変更等によりさらに拡張可)、平地  管路φ200 mm / 300 mm 
走破能力  堆積物(土など)、段差(継ぎ目のズレなど)   
作業部機能  カメラ(性能) 

【360度カメラ】 1230万画素、360°全方位、220°パノラマ 

カメラ(性能) 

【上部カメラ】 画角:水平62.2°×垂直48.8° 

【360度カメラ】 画角:220°(全周) 

操作  ゲーミングパッドによる遠隔操作  ゲーミングパッドによる遠隔操作 

 

テムザックが考える基本形態(ベースロボット)について
 テムザックは創業25年を迎えました。長きにわたりさまざまな業界に向けて多様なロボットを開発するなかで、数多くの移動機構と当社ならではの複雑かつ高度な作業部を開発してまいりました。その経験・ノウハウを活かし、特定の業界・用途に限定せずに移動部に求められる機能を共通化するとともに、様々な作業部と組み合わせ、連動して動作するインタフェースを有するベースロボット群のラインナップ化をめざします。 

 

プレスリリースに掲載されている情報は、リリース日現在の情報です。今後予告なしに変更する場合がございます。 

 


 

会社概要 

株式会社テムザック https://www.tmsuk.co.jp
人とロボットの共存社会を目指すサービスロボットメーカーです。医療、建築、パーソナルモビリティ、災害レスキューなど重労働や人手が足りない現場で、人に代わって活躍する多様な実用ロボット”WORKROID(ワークロイド)” を開発しつづけています。 

代表取締役社長:川久保 勇次(かわくぼ ゆうじ)
本店所在地    :〒602-8482 京都市上京区浄福寺通上立売上る大黒町689番地1 

会社の歴史動画:https://youtu.be/A3Lq9TkqVI4

 


 

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